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2017-03-28(Tue)

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動画コンテンツの疑問、再生時間はどのくらい必要?

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動画は企業PRに有効なコンテンツのひとつです。YouTubeにも数多くの企業動画がアップされており、紙媒体やWEBページとは一味違った効果を発揮しています。そこで今回は視聴者にとって最適な動画の再生時間について考えてみましょう。

もっと見たいと思わせる1分30秒以内に

動画の再生時間は作り手の伝えようとする想いが強ければ強いほど長くなってしまいます。これは文章やスピーチにも共通することで、伝える側が熱く語れば語るほど、読んだり聞いたりする側は冷めてしまうという好ましくない温度差を生んでしまうのです。

結論からいうと動画は2分以内、できれば1分30秒以内で仕上げるのが理想です。

映画の予告編は概ね2分以内

日頃、映画の予告編を見る機会は多いと思います。予告編の目的は作品に興味を持ってもらい、映画館に足を運んでもらうことです。特に決まりはないものの予告編の再生時間は概ね2分以内に収まっています。約2時間の本編から、ネタバレしない程度に印象的なシーンが数多く詰め込まれているのが基本的な特徴です。

この電車で1駅程度という短い時間が視聴者に「もっと見たい」と思わせるちょうどよい長さと考えられます。

話題性やストーリー、キャスティングで惹きつけられる映画の予告編が2分以内なら、コンテンツとしての動画はそれよりも短い1分30秒以内が理想で、人の話を集中して聞ける時間もそれと同じくらいと言われています。

長過ぎると飛ばされてしまう

特にYouTubeでは画面に再生時間が表示されるため、長過ぎると肝心なところを飛ばされる可能性があります。

ちなみに昨年ブレイクしたピコ太郎のPPAP(ペンパイナッポーアッポーペン)は約1分の動画が世界中に拡散され、人々の心に強烈なインパクトを残しています。ジャンルは違いますが、伝えたいならあえて短くという考え方は共通しているのではないでしょうか。

撮る前にイメージを固めておくこと

旅の思い出や結婚式のようにあとで振り返る動画はいくら長くても問題ありません。

撮影時間は長くなりがち

一方、コンテンツとして制作する動画の多くは過去ではなく、製品の使用イメージや導入効果という未来を見せるわけですから、全体像と同時に視聴者の記憶に残すことが重要です。

そこで必要になるのが完成イメージです。なにも決めずに撮りはじめてしまうとあれもこれもと撮影時間が長くなり、編集段階になってどれを使っていいのかわからなくなってしまいます。

撮影前にストーリーや展開などイメージをしっかり固めておけば、無駄撮りすることなく、編集も楽になり、思い描いたものとイコールの動画をつくることができます。

絵を描いて確認しながら撮影

カット割りが複雑になるようであれば面倒でも絵コンテを描くのがおすすめです。文章よりも絵で確認することで、完成イメージと照らし合わせながら撮影作業を進めていけます。

最近ではスマートフォンで気軽に撮影し、そのまま公開という例も少なくなく、親しみとリアリティーが感じられるという点で撮りっ放しならではの効果を発揮しています。

BGMやナレーションを活用する

動画にリズムやテンポをつけるためにBGMを活用するケースは多く見られます。フリーの音源素材も充実しているため、コストをかけることなくイメージにぴったりのBGMを選べます。

BGMの時間に合わせて動画を削る

BGMの時間が決まってしまえば、あとはそれに合わせて編集するしかありません。最終的には秒単位で動画を削ることになりますが、引き算に引き算を重ねた分、洗練されたコンテンツとして仕上げることができます。

ナレーションとテロップによる工夫

BGM以外ではナレーションという手もあります。予め原稿を用意しておき、プロのナレーターもしくは語り上手な人に読んでもらいます。原稿読みは400字で1分程度と計算できるため、前述の長さを考えれば600字から800字以内に収めるのがいいでしょう。また編集でテロップをつけるなどして、視聴者の意識を向けさせる工夫をします。

まとめ

いかがでしたか?動画には動画のよさがあります。視聴者を飽きさせない再生時間で、動画の長所である動きを最大限に活かしながら、企業PRに役立つコンテンツに仕上げましょう。

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