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2018-03-20(Tue)

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カフェ&バーの二毛作!飲食店の長者「プロント」の企業努力

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株式会社プロントコーポレーションは、昼は低価格コーヒーショップ、夜はショットバーの営業形態で高収益を確保するカフェ&バー「PRONTO」などの飲食店をフランチャイズ展開し、「PRONTO」は30周年を迎える老舗でもあります。特に栄枯盛衰が減しいと言われる夜の飲食店で30年間続けるのは至難の業。ロングセラーの秘訣を紐解きます。

【1】本質を捉えてコスパを上げる

飲食店の本質は「おいしいものをすぐに食べられること」。おなかが空いて、喉が渇いて飲食店に行くのであって、最近流行りの珍しさやおしゃれな内装は二の次だと考えているのがPRONTOです。確かに、外面的な魅力はオープン当初の惹きつけにはなっても、長期的な人気にはつながりません。

他の飲食店でも扱っている定番メニューはコストパフォーマンスの高さで差別化。おいしさを追求しながらもリーズナブルに提供しています。ハイボールは、まず氷を洗って角を取り、最もおいしい状態で提供。日本で最初に高圧炭酸のガスでハイボールを作ったのもプロントで、ハイボールの草分け的存在と言われています。

実際に、夜には一人飲みに訪れる女性客も多く、気軽に立ち寄れるお店として重宝されています。男性は居酒屋や立ち飲み屋などで気軽に一人飲みができますが、女性はなかなか一人では来店しにくいもの。カフェでもあるPRONTOの雰囲気は、女性客も立ち寄りやすいのです。

【2】0.5歩先を行くマーケティング

バーだけでなく、カフェでもコスパの高さを維持。ボタンひとつでバリスタのようなフォームミルクが作れる泡立て用ノズルをスイスのマシンメーカーと共同開発し、本格バリスタレベルのカフェラテなどを提供しています。

また、昨年3月から、慶応義塾大学SFC研究所ヘルスサイエンス・ラボの渡辺光博教授との共同開発した健康志向の生パスタ「ファイバーパスタ」を導入しました。1皿でレタス2.5個分の食物繊維を摂れるので、最近の健康志向の顧客ニーズに応えています。

このように、常に0.5歩先のマーケティングを意識し、先手を打ち続けている点も成長し続けている理由の一つです。1歩先だと早すぎてニーズにマッチしない可能性がありますが、ほんの少し、0.5歩先であればニーズの先取りができ、顧客を引き付けることができるでしょう。この審美眼をどれだけ鍛えられるかが命運を分けるポイントだと言えそうです。

まとめ

有名な大手企業も、努力を絶やさず、革新を続けているものです。常に時代の少し先を行きながら、顧客のニーズを捉えたサービス提供をできるようにリサーチし続けなければなりません。

ビーダッシュでは顧客ニーズを捉えるためのマーケティングツールのご提案も行っています。ぜひお気軽にご相談ください。

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