Column
2016-06-28(Tue)
マーケティング業界で注目を集めるMA(マーケティングオートメーション)ツール。海外・国内問わずさまざまなツールが存在します。
それぞれ特徴があり、決めるのは大変難しいです。もし自社にどれが一番合うのか判断できないということでしたら、まずシンプルで廉価なツールを導入して、試しながら運用してみてはいかがでしょうか。
リードを獲得し、育て、購買・契約意欲を上げる、というナーチャリングフロー。各々の企業や製品・サービスによって、特に案件化までにかかる時間によっても変わってくると思います。ですが、その中で
「うちのお客様なら、こんなタイミングで、こんな情報提供・アプローチをされたら、こう思うのではないか・こう行動するのではないか、だったらこうしてみたらどうだろう?」
という仮説とその検証を繰り返して、数値化・可視化して効果を高めていくことが「ノウハウをためていく」ことだと思います。そして、その数値化・可視化できるものがMAツールです。
リードが育って営業が無事クロージングしたら、契約に至るまでの経緯をお客様から聞いてもらいましょう。実際にMA(マーケティングオートメーション)ツールの働きかけを受けてくださった方なので、生きた成功事例が入手できます。
そうやってたまってきたノウハウを最大限活かそうとすると、自社でのMA(マーケティングオートメーション)ツールの使い方や必要な機能、あったらうれしい機能などが見えてきます。その結果シンプルなMAツールでは機能が足りない!と思ったら、高機能なMAツールを検討してみてはいかがでしょうか。
ご参考までに、おすすめのMA(マーケティングオートメーション)ツールと特長を紹介いたします。
https://www.kairosmarketing.net/
大前研一率いる株式会社ビジネス・ブレークスルーの出資を受けて立ち上がった会社、カイロスマーケティング株式会社が提供する国産MAツールです。
導入しやすい価格と、マニュアルいらずの簡単操作で人気です。機能はリード管理、リードナーチャリング、メール配信、スコアリング、ホットリードなど、MA(マーケティングオートメーション)ツールの基本機能はきちんと揃っています。
費用は、ひと月の保有リード数、PV(ページビュー)数、送信メール数で決まり、最も利用料金が高いものが基準となります。
たとえば、100リード・5,000PV、メール送信1,500通まであれば、月額 5,000円。この中でどれか一つでも数が超えると、10,000円、20,000円と、その数に応じて費用が必要となります。
ですので、自社のリード数や送信メール数の想定はしておく必要があります。特にPV数は、何かを発表したりイベントを告知したりなどで突発的に増えることがあるので、注意が必要です。
マーケティングブログとして評価の高い「ferret」を運営する株式会社ベーシックが提供する国産MA(マーケティングオートメーション)ツールです。
本当に必要な機能だけをワンストップで提供することで、導入しやすい価格を実現しています。実際に中小企業でも数多く使われているそうです。
SEO順位計測、スマートフォン対応サイトも簡単に作成できるCMS機能など、特徴的な機能も備えています。もちろん、リード行動解析やメール配信といった基本機能も含まれています。
https://promote.list-finder.jp/
株式会社イノベーションが提供する、Webに強いMA(マーケティングオートメーション)ツール。
メールによる個人の特定はもちろん、自社に興味を持つ「企業」の判別機能も持っています。
来訪企業のIPアドレスをもとに、自動的にリストアップします。また、企業ごとの閲覧ページ、検索キーワード分析が可能。リスティング広告やSEO対策ごとの効果を可視化できます。
http://www.shanon.co.jp/marketingautomation/
株式会社シャノンが提供するMA(マーケティングオートメーション)ツール。「セミナーソリューション」を強みにしています。
そのため、リードのオンライン上の行動だけでなく、イベント参加や電話といったオフラインの行動もシステム上で管理できます。
セミナーやイベントの告知、受付票の発行、問い合わせ対応、キャンセル自動返信まで一括で管理できますので、オフライン活動が活発な企業に最適です。さらに、日本のBtoBビジネスに最適化しているという言葉通り、メールだけでなくFAX配信にも対応しているなど、日本の実情に合ったツールです。
いかがでしょうか。
もちろん今回ご紹介したもののほかにも、MA(マーケティングオートメーション)ツールは続々とリリースされています。
高機能なものでなくても基本的な機能はほとんどのツールに含まれています。
シンプルなツールと高機能・高額ツールとの大きな差は、コンサルティングやSFA/CRM/SNSとの連携機能が含まれているか・いないかの違いが多いようです。
大事なのは仮説と検証を繰り返して、数値化・可視化して効率をあげていくこと。
まずはシンプルなMA(マーケティングオートメーション)ツールを使って、ぜひマーケティング活動に活かしてください。
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