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2017-09-30(Sat)

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世界的に評価されるアートを取り入れた次世代サービス

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最近はアートがビジネスの重要な要素になってきました。ライフスタイルにアートを取り入れて楽しもうという新しい感性が育ち、アートを取り入れた施設やサービスの人気が高まっています。また、SNS映えするという側面もあるため、情報の拡散力にも寄与しています。

そこで、アートをうまく取り入れ、集客に成功しているサービスをピックアップしてご紹介します。最近のトレンドでもあるので、BtoBサービスの切り口にも活かせます。

【1】京都のソーシャルホテル

Airbnbなど新しい民泊サービスも普及しつつある宿泊業では、カジュアルなソーシャルホテルも人気を高めています。

たとえば、観光地・京都には「HOTEL SHE.KYOTO」「The Millennials Kyoto」といったソーシャルホテルが誕生しています。ソーシャルホテルはゲスト同士が触れ合える共用スペースが設けられているため、コミュニケーションできる旅が実現できる場所。
民泊サービス含め“暮らすように旅する”ことが新しい価値観になっていて、ただ観光して泊まるだけではない旅行が注目されつつあります。

同時にインバウンド需要も踏まえ、伝統と流行を融合させた造りになっているのも特徴的。気軽に歴史を楽しめる内装で、宿泊しながら京都の文化に触れることができるのです。こうしたこだわった内装やコミュニケーションできる場を提供することにより、連泊しても飽きない宿泊施設に仕上がっているのです。キッチンやコワーキングスペースもあり、仕事をしながらの滞在も可能。最近増えているノマドワーカーにとっても使いやすい環境を整えています。

【2】泊まれる本屋「BOOK AND BED」

クリエイティブな体験ができる宿泊でサービスに付加価値をつけている施設も多数登場しています。

池袋に登場して以来多くのメディアに取り上げられている「泊まれる本屋」がコンセプトのホステル「BOOK AND BED」がその草分け的存在。本を読みながら寝落ちできる「寝る瞬間」を提供する場所です。読書家にはもちろん、外国人観光客も多く訪れています。

その人気は留まるところを知らず、2017年10月には第4店舗目となる浅草店が浅草雷門通りにオープンします。浅草店は「BOOK AND BED TOKYO」は、「泊まれる本屋」と「泊まれるBAR」の2つの企画をテーマに館内を分けた新しいスタイル。本棚の中からオリジナルカクテルやコーヒーなど、本格的なカフェバーメニューを宿泊者に提供しています。デイタイムにもゲスト向けに販売し、売り上げを確保する狙いがあります。

2015年オープンの池袋に同様にデザインにまで徹底的にこだわり、グラフィックデザインは「Soda design」、内装デザインを「SUPPOSE DESIGN OFFICE」、ブックセレクトは「SHIBUYA PUBLISHING & BOOKSELLERS(SPBS)」と各プロフェッショナルが担当してクオリティの高い宿泊施設に仕上げているのも大きな魅力。ここまでこだわり抜いた空間を提供しているからこそ、新しいブームを生み出しているのです。

【3】チームラボ主催のイベント

集団的創造をコンセプトに世界で活躍するテクノロジスト集団「チームラボ」も今話題のチームです。チームラボは、プログラマ、エンジニア、CGアニメーター、絵師、数学者、建築家、ウェブデザイナー、グラフィックデザイナー、編集者など、デジタル社会の様々な分野のスペシャリストから構成されているウルトラテクノロジスト集団。アート、サイエンス、テクノロジー、クリエイティビティの境界を越えて、集団的創造をコンセプトに活動しています。日本で開催するアートイベントは連日大盛況。今年1月にはロンドンで展覧会を開き、オープン前にチケット1万2000枚が全部売り切れました。

アートは客層が本当に良いのが特徴で、海外の天来会では現在の世界のトップ3の企業の創業者やその家族が全員アートを買ったり、誕生会を展覧会場で開いたりしています。イベントには何十万人と来場することも珍しくありません。

海外だといわゆる「画商」となる事業主がいるケースが多く、シリコンバレーではチームラボのためにギャラリーを作り、大きな展覧会を開催してもらえたとのこと。このように、アートは海外の方が影響力が高い傾向がありますが、だんだんと日本でも熱が高まってきました。

まとめ

アートには「美の基準」を変える力があります。そして、人を合理的ではなく感情で動かすことができます。前述のソーシャルホテルや泊まれる本屋もアートを活かして集客に成功している事例のひとつ。アートは経済を動かす強い力を持っているからこそ、トップクラスの経営者はアートを重要視しているのです。

アートはこれから日本でも威力を増していくコンテンツのひとつ。新しいサービスや広告を作る際は、アートの要素を取り入れてはいかがでしょうか。ビーダッシュでは広告企画提案も行っていますので、ぜひお気軽にご相談ください。

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